きたかたのさるむこたいじ
喜多方の猿婿退治
国内
未確認生物
- どんな話か
- 田に水を入れてくれた猿に嫁いだ末娘が、桜の枝を取らせて川に落として退治し、無事家に帰ったという昔話。
- 細部
- 3人の娘を持つある老人が、田んぼに水が入らないことを嘆いていた。すると一匹の猿が現れ、自分が水を入れてやる代わりに娘を嫁にほしいと持ちかける。悩んだ末、末の娘がその申し出を受け入れ、猿のもとへ嫁ぐことになった。節供に里帰りをした際、娘は猿に臼ごと餅を背負わせ、川べりに咲く桜の枝を取ってきてほしいとせがむ。枝を取ろうと無理をした拍子に桜の木が折れ、猿はそのまま川へ転落し、流されて命を落としてしまったという。こうして末娘は無事に実家へ帰ることができた。3人の娘の中でも、この末娘こそがもっとも賢い人物だったと語り伝えられている。
- 広まり方
- 1977年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による福島県耶麻郡高郷村の調査記録に見える。
- 地域
- 福島県喜多方市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ