さるのたたり
猿の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 身重の猿を撃った猟師の子三人が相次いで死に、血筋が絶えたのは祟りだと語られた。
- 細部
- ある猟師が山で猿を仕留めたが、その猿は腹に子を宿していた。それから間もなく猟師の三人の子が次々に亡くなり、家の血筋はそこで途絶えてしまう。村ではこれを、身ごもった猿を殺した報いだと受け取った。猿は人に近い姿を持つ獣として狩猟の対象から外されることが多く、まして孕んだ個体を撃つのは重い禁忌だった。子を奪われた側と子を失った側が対応しているところに、因果を読み取る語りの型がはっきり現れている。
- 広まり方
- 1931年の『民俗学』所収、小泉清見「長野県伝説集」に記録がある。
- 地域
- 長野県軽井沢町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ