いといがわのわんをかえさぬさる
糸魚川の椀を返さぬ猿
国内
未確認生物
- どんな話か
- 糸魚川城の道具を貸してくれていた猿のおサゴさんが、椀の返し忘れをきっかけに怒り、石投げや田畑荒らしの末、姿を消したという。
- 細部
- 糸魚川城には、おサゴという名の猿が住み着いていたといい、婚礼や法事のたびに人々はこの猿から様々な道具を借りていた。借りたお椀を一つ返しそびれてしまったことがきっかけで、それ以来おサゴさんは二度と道具を貸してくれなくなった。それだけでなく、夜ごとあたりへ石を投げつけては田畑を荒らすといった乱暴を働くようになり、やがて自分の棲みかである洞穴に火を放ってから、どこへともなく姿を消してしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、水沢謙一による第6編第2章第2節「2 椀貸伝説」の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県糸魚川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ