はくさんしのさるのそうしきなきまね
白山市の猿の葬式泣きまね
国内
未確認生物
- どんな話か
- 老人の留守中に猿が蓑笠姿で家に化けて上がり込み、葬式の装いで泣きまねをすると立ち去るという話。
- 細部
- 白山市河内町には、猿にまつわる化かし話が伝わる。ある老人が畑仕事に出かけている隙に、一匹の猿が蓑と笠を身にまとって人間に化け、先回りして家へ上がり込んでいたという。何も知らずに戻った老人は、そこに自分そっくりの姿をした猿を見つけて驚いたと語られる。土地の人によれば、猿は葬式の場を何よりも嫌う性分だとされ、化かされたと気づいたときは喪服に身を包み、灯籠を手にして泣きまねをすればよいという。そうすれば正体を見破られたと悟った猿は、するりと家から抜け出して姿を消してしまうのだと伝わっている。
- 広まり方
- 『民俗採訪』1978年に収められた、国学院大学民俗学研究会による石川郡河内村調査の報告に記録がある。
- 地域
- 石川県白山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ