さんのうのみかみ
山王の御神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 唐崎の浜への行幸に際し、沖から寄ってきた小舟の翁二人が歌を残して消え去った神託の話。
- 細部
- 天皇が湖畔の唐崎へ出向いた折、沖合から棹を操る二艘の小舟が近づいてきたという。呼び寄せて素性を問うと、乗っていたのは二人の老人であった。翁たちは尋常でない力を示しながら一首を詠み上げ、詠み終えたころには舟の姿はどこにも見当たらなくなっていた。のちにこれは山王の神が姿を借りて告げた託宣であったと語り伝えられている。湖の沖という境目めいた場所から神が現れ、歌を残して去るという筋立てになっている点が目を引く。
- 広まり方
- 1973年刊の『日本随筆大成』第二期に収める武田信英『草廬漫筆』に見える。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ