さんみいなり
三位稲荷
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川越の寺で天海の弟子となった三人の子供が師を追って姿を消し、後日その池ですりこぎなどを手にした三匹の狐の死骸が見つかり、稲荷として弔われたという話。
- 細部
- 川越市小仙波町にある寺で天海僧正が住職であったころ、三人の子供が訪れて弟子入りしたという。ある日、天海が日光へ出向いている間に、弟子の三人が境内の掃除をしていると、空の上から師に呼ばれているような気配を感じた。三人はその気配を追いかけていき、そのまま姿が見えなくなってしまったという。後になって天海が境内の池をあらためたところ、すりこぎとすり鉢、ほうきをそれぞれ手にしたまま息絶えている三匹の狐が見つかった。稲荷の神が狐を子供に化けさせて自分のもとへ差し向けていたのだろうと考えた天海は、この三匹の狐を丁重に葬ったという。これが現在に伝わる三位稲荷の由来だとされる。
- 広まり方
- 1986年刊行の『新編埼玉県史 別編2(民俗2)』第十二章第二節「神」の項に、根津富夫の記録として収められている。
- 地域
- 埼玉県川越市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ