はくいのすそをひくさんまいたろう
羽咋の裾を引くサンマイタロウ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 肝試しの若者を着物ごと引っ張ると噂される火葬場の怪異で、子供を脅す文句にも使われた。
- 細部
- 肝試しで墓地や火葬場に近づくと、サンマイタロウに着物の裾を引っ張られたり体を触られたりしたと感じて逃げ帰る者が後を絶たない。実際には杭に裾を打ちつけただけだったという例もあり、暗がりでの物音や引っかかりをこの怪異の仕業と思い込む形で語られてきた。夕方に出歩く子供やガキ大将を脅すときにも「サンマイタロウが出る」という文句が使われ、日常の脅し文句として浸透している。火葬の際に煙突の脂が次の遺体を焼くときに流れ落ちる現象も、砂をまかれたのだと解釈され、この怪異の仕業とされてきた。
- 広まり方
- 1996年の『加能民俗研究』所収、大門哲「肝試しのフォークロア」、および2000年の同誌「クワンクワン考」(大門哲)に記録がある。
- 地域
- 石川県羽咋市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ