さんこうさま
三光さま
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 寺で罪に問われ処刑された弟子の霊が、後年の災異の原因とされて祀られたという話。
- 細部
- 三光という寺の弟子が、病の父の薬代を工面しようと和尚の金に手を伸ばし、その場で小指を噛み切られたと伝わる。捕縛されて牢につながれ、やがて死罪となった。それから何代も経ったころ、土地に天変地異が続いた。人々はこれを非業の死を遂げた三光の恨みによるものと解し、遺骨を拾い集めて丁重に葬り直したという。罪と刑罰の記憶が、時を隔てて災害の説明に転用されている点が語りの骨格をなす。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』誌に載った伊東武の報告、新野の伝説として紹介された一話に拠る。
- 地域
- 長野県阿南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ