かなやまのふろおけをもちあげるこぞう
金山の風呂桶を持ち上げる小僧
国内
未確認生物
- どんな話か
- 力自慢のロクノジョウが秋田で驕り、三吉様の化身の小僧に風呂桶ごと持ち上げられ肝を冷やした話。
- 細部
- 太平山に祀られている神様は荒神様であり、三吉様と呼ばれている。杉沢集落にいたロクノジョウという大男は、米を一俵担いだまま山を越えていく途中で雉を追いかけて捕まえてしまうほどの力の持ち主だった。ところが秋田で開かれた相撲大会で勝利をおさめ、すっかり得意になって風呂につかっていたところ、そこへ一人の小僧が現れ、ロクノジョウが入っている風呂桶をそのまま持ち上げて掃除をしてしまった。あまりの出来事に驚き恐れをなしたロクノジョウは、そのまま夜のうちに逃げ出して家へ帰ってきたという。この小僧こそが、三吉様の化身だったのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1987年刊『有屋の民俗―山形県最上郡金山町有屋地区―』所収、東洋大学民俗研究会による九「口承文芸」の調査で記録された。
- 地域
- 山形県金山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ