さんかいしょうにん
三海上人
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 下総国本栗橋の行念寺を開いた三海上人が、幸手の雷神社の参道を侵した庄屋に土地を戻すよう警告したが聞き入れられず、祈祷により七日間雷が落ち続けたという。
- 細部
- かつて幸手の宿場には、ある事情から雷神を祀る社が建てられ、参道には広い幅が設けられていた。ところがこの土地を、地元の庄屋が年月を経るごとに少しずつ削り取り、狭めてしまう。下総国本栗橋の行念寺を開いた三海上人がこの一件を耳にし、社の土地を元通りにしなければ雷神の祟りを受けると庄屋に告げたが、庄屋は取り合おうとしなかった。業を煮やした上人が懲らしめの祈祷を行うと、たちまち庄屋の屋敷に雷が落ち、その轟音は七日間にわたって鳴り止まなかったという。
- 広まり方
- 1974年刊行の『日本随筆大成』第二期に収められた神谷養勇軒『新著聞集』に記録されている。
- 地域
- 埼玉県幸手市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ