さんちゅうのひのたま
山中の火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 殺生を好む侍が山小屋を襲った火の玉を射ると、後日母が傷を負い、正体を確かめようとした家人が消えてしまった。
- 細部
- 殺生を好む一人の侍が、草履取りを供にして山中に小屋を掛け、狩りに入った。獲物に恵まれず下山しようとしたところ、山奥からざわめきが起こり、大きな火の玉が小屋へ向かって飛んできた。侍が弓を射ると、鉄球に当たったような音を立てて火は消えた。ところが帰宅すると母が怪我をしており、部屋を見れば侍が放った矢が落ちていた。草履取りとともに何者かを押さえつけると、しばらくうめき声が聞こえたのちに静まり、見てみると夜着だけが残されていて、家の者も姿を消していたという。
- 広まり方
- 日本随筆大成第一期(1976年)所収、和田烏江「異説まちまち」に記録がある。
- 地域
- 群馬県千代田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ