さんばいさん
サンバイサン
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 大向では旧暦7月2日を田の神サンバイサンが田から上がる日として、その日は畑仕事を休み餅をついて過ごす。
- 細部
- 雲南市の大向地区では、7月2日を「サンバイサンアガリ」の日と呼び、田を守る神であるサンバイサンがその日に田から畑へと移っていくと考えられてきた。サンバイサンは作物を司るおそろしい神とされ、この日を境に田んぼで小便をすることさえ許されなかったという。畑仕事に出ることも慎むべきとされ、当日は田の作業をいっさい休み、代わりに餅をついて祝う日と決められていた。神の移動という目に見えない出来事に合わせて、地域全体が農作業を控える節目の日として受け継がれてきた。
- 広まり方
- 国学院大学民俗学研究会が1984年に行った民俗採訪『島根県飯石郡掛合町旧掛合村』の聞き取りで、大向地区の農事にまつわる禁忌として記録された。
- 地域
- 島根県雲南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ