さんばいさん
サンバイさん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川尻の岩の隙間に棲むというツユジンサンは梅雨の間だけ体の一部を見せ、半夏生にサンバイさんを乗せて天へ昇るとされる。
- 細部
- 雲南市では、川尻にある岩の隙間にツユジンサンというかわいらしい蛇が棲んでいると語られてきた。ふだんは人目に触れることがなく、梅雨の間だけ少しずつ体を見せるとされ、梅雨入りのころに首の付け根、季節の半ばに胴、明けごろに尾の先が現れるが、頭と尾の先端までは決して見えないという。半夏生の日は「サンバイ上り」と呼ばれ、田の神であるサンバイさんがこのツユジンサンの背に乗って天へ帰っていく日とされている。田の神の昇天と蛇の季節ごとの現れ方を結びつけた、農事の節目を示す言い伝えとして伝えられている。
- 広まり方
- 臼田甚五郎が1938年に発表した論考「田の神とツユジンさん」(雑誌『民間伝承』掲載)に、この言い伝えが記されている。
- 地域
- 島根県雲南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ