さくだめし
作だめし
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 井戸の水位や花の咲き方、正月の豆占いなど自然現象からその年の豊凶を読み取る飯舘村の占い法。
- 細部
深谷にあるある家の井戸に水が2.4メートルほどたまっていればその年は豊作になるといい、不作の年は前年秋の彼岸から水位がぐっと減るという。さくみこぶしと呼ばれる木が白い花を賑やかに咲かせる年や、まんさくの花付きがよい年も豊作とされ、花が上向きに咲けば風が強く、下向きなら雨が降る兆しだと読まれた。正月14日には、年なわの飾りに下げるかきたれの紙の上に節分の豆を1月につき1粒ずつ、合わせて12粒のせて燃やし、白く燃えた月はその月の天気がよいと占う。
ほかにも、半夏土用や八十八夜に晴れれば作がよい、冬至や寒の頃に小川でえびがすくえるほど暖かければ作が悪い、寒九に雨が降れば作がよい、はのきの花がよく垂れ下がる年は作がよい、秋にやまがの花が咲くと洪水が起きるなど、自然の兆しを積み重ねて一年の作柄を読み取っていた。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「相馬郡飯館村民俗誌」(九・民間信仰 3 まじないその他)に記録がある。
- 地域
- 福島県飯舘村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ