さけのすけ
サケノスケ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大井沢では二十日講の晩にサケノスケという者が鮭を数えに来て、その声を聞くとその年に死ぬとされた。
- 細部
- 西川町大井沢には、サケノスケと呼ばれる存在についての言い伝えがいくつも伝わっている。12月20日の二十講の晩には、サケノオウドと呼ばれる大きな存在が川を昇ってきて、その年に鮭が何匹いたかを数えるのだという。「サケノスケ、今ここ通るー」という声を耳にしてしまうと、その年のうちに死んでしまうとされていた。10月の刈り上げの日にも同様の言い伝えがあり、年を取ったばあさんのようなお化けが、まな板を出刃包丁やすりこぎで叩きながら川を昇ってくると語られ、この音や声を聞いた者は早死にすると恐れられていた。この晩は子供を早く寝かせるようにと言われており、鮭という川の生き物を大切に守るための知恵が、恐ろしい存在にまつわる戒めの形で伝えられてきたのではないかとも考えられている。
- 広まり方
- 1990年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会「山形県西村山郡西川町大井沢」の「十、口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 山形県西川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ