さけのおおすけ
鮭の王スケ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 彼岸に網の穴から魚を逃がす慣わしを破り王スケという大鮭を食べた村人が、末代までの祟りを受けたという。
- 細部
- アナギリ淵では、毎年彼岸の日になると網に穴をあけ、魚を素通りさせてやる慣わしが守られてきた。ところがある年、その慣わしを忘れていた村人が、淵に棲む大きな鮭の王スケを捕らえて食べてしまう。その日の夜、夢枕にかの王スケが姿を見せ、これから先ずっと祟り続けてやると言い放った。以来その家には代々、体に不自由を抱えた子が生まれるようになったと伝えられている。また、彼岸の日が巡ってくるたびに、「王スケ小スケ今遡る」と鮭が川面で叫ぶ声が聞こえるといい、これを耳にした者は患った末に命を落とすといわれている。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』に武藤鉄城が「鳥の俗信と魚の伝説」として記録した。
- 地域
- 秋田県大仙市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ