かさんいんをわたしたさけのせ
花山院を渡した鮭の背
国内
未確認生物
- どんな話か
- 配流された貴人が川を渡ろうとした際、集まった鮭の群れの背を踏んで渡ったため、今も鮭の背に足跡が残るという。
- 細部
- 慶長年間、この地へ流された花山院忠長が汗石川を渡ろうとした折、たまたま川面に鮭の群れが寄り集まっていたため、その背を足場にして向こう岸へ渡ったと伝わる。以来、この川を遡る鮭の背には二筋の下駄の跡のような模様が刻まれているのだという。人物の通行という一度きりの出来事が、魚の体の模様として今に残るとされる点が特徴的な話である。
- 広まり方
- 1932年発行『旅と伝説』に掲載された杉谷流翠『生き返った魚の話』にみえる伝承。
- 地域
- 青森県黒石市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ