さいとうさねもり
斎藤実盛
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 藁人形を斎藤実盛に見立てて村々を渡り歩かせる虫送りの行事で、北国で敗死した実盛の怨念がサバエになったという伝説による。
- 細部
- 美祢地方には、害虫を追い払うための虫送りの行事が伝わっている。藁で人形を作ってこれを斎藤実盛に見立て、神事を終えたのち村人がその人形を担いで村中を練り歩き、隣村へと送り渡す。人形を受け取った村もまた同じように練り歩いて次の村へ送るというかたちで、人形は村から村へと渡されていく。この行事の由来として、平家に仕えた斎藤実盛が北国での合戦に敗れて傷つき倒れ、従者たちも近くの豆畑に身を隠したものの、ついに本懐を遂げられなかったことを恨みに思い、サバエと呼ばれる虫となって田畑の作物を荒らすようになったという伝説が語られている。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』所収、保田素一郎「山陽の伝説玩具」に記録がある。
- 地域
- 山口県美祢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ