わじまのさいれいにあらわれるりゅうとう
輪島の祭礼に現れる龍燈
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 輪島市内の神社や寺の松に、祭礼や盂蘭盆会の夜になると龍燈と呼ばれる灯火が現れると伝わる。
- 細部
- 輪島市河井町の重蔵神社には、八尾比丘尼が植えたと伝わる古松があり、祭礼の夜になると龍燈と呼ばれる灯火が上がるという。ある年、藩主に不幸があって大祭を延期したところ、あらためて定めた当日に特に大きな龍燈が現れ、近隣のあちこちからその光が見えたと伝えられる。門前町の総持寺にも樹齢三百年に及ぶ龍燈の松があり、かつて蛍山禅師が、寺の境内に祀る八大龍王への供えとして、盂蘭盆会の時期になるたびこの松へ龍燈を灯していたという言い伝えが残る。神社仏閣に立つ老松と、龍にまつわる灯火現象とが結びつけられている点が両者に共通している。
- 広まり方
- 1989年の『加能民俗研究』所収、小倉学「北陸の龍燈伝説」に記録がある。
- 地域
- 石川県輪島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ