りゅうとう
竜燈
国内
未確認生物
- どんな話か
- 阿伽井嶽には毎夜提灯ほどの赤い灯りが海上から現れて山麓へ次々とやってくる竜燈と呼ばれる怪火が語られる。
- 細部
- 岩城平の西にある阿伽井嶽には、毎夜灯りのようなものが現れるといい、これを俗に竜燈と呼ぶ。星が出るころ、四倉の海上から火の光が浮かび上がり、この山の麓に向かって次々とやってくるといい、杉の梢にかかったり、森の中に入って見えなくなったりするという。夜半の海面から提灯ほどの灯りが赤くぼんやりと現れ、二つずつ並んで出ては片方が消えるということもあり、七つ八つ現れることもあるといい、数は一定しないが出ない夜はないという。往生山では毎年六月二十四日に竜燈があがるとも伝えられている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収の栗原信充「柳庵随筆」、1977年刊『日本随筆大成第三期』所収の天野政徳「天野政徳随筆」、および1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』の記録に基づく。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ