わかさちょうのよどみにきえたりゅうじょ
若狭町の淀みに消えた龍女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 前世は駿河守の妻だったという龍女が、仏法の証を受けたのちに山あいの渓流の深い淀みへ入っていったと伝わる。
- 細部
- 福井県若狭町に伝わる話である。ある女性は前世で駿河守の妻であったが、この世では龍女の身となっていた。血脈、すなわち仏法の系譜を受け継ぐ証を授けられ、迷いの姿から救われる済度を果たしたとされる。証を受けたのちこの龍女は、山のふもとを流れる渓流にある深い淀みへと姿を消していったという。人間ではないものが仏法によって救われ、もとの世界へ帰っていくという済度説話の型を伝える一話である。
- 広まり方
- 1993年の『伝承文学研究』所収、堤邦彦「洞門禅僧と神霊済度説話-若狭・向陽寺の縁起を中心に-」に記録がある。
- 地域
- 福井県若狭町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ