りゅうじょ
竜女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 源満仲が夢で竜女に頼まれ大蛇を退治し、竜馬を得たという伝説で、後に塚が発光し馬の頭が竜馬神として祀られた。
- 細部
康保4年の冬、満仲という武将が能勢の山で狩りをしていた夜、夢の中に竜女が現れ、見返りに角のある馬を授けるので、川の下流に棲む大蛇を討ち取ってほしいと頼んだという。目を覚ますと本当に一頭の馬が傍らにいて、満仲はこの馬にまたがり大蛇を仕留めたという。満仲がこの世を去ったのちも馬はしばらく生き永らえたが、やがて息絶え、仕えていた家臣が亡骸を山に葬った。その塚の上には堂が建てられ、駒塚山堂という名がついたと伝わる。
文明2年3月18日からは、この塚が夜ごとに光を放つようになったといい、慈光山普明寺の僧が塚のそばで経を唱えたところ、雷鳴とともに馬の頭が現れたという。僧はそれを寺へ持ち帰って竜馬神と呼び、本堂に納めたと伝わる。夢の中の約束から始まり、死後の発光と頭の出現という不思議な展開を経て、最終的に信仰の対象として祀られるに至る筋立てになっている。
- 広まり方
- 1976年刊行の『日本随筆大成』第一期に収録された、大朏東華『斉諧俗談』に記録されている。
- 地域
- 兵庫県宝塚市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ