おおがきののぞかれていけへきえたりゅうじょ
大垣の覗かれて池へ消えた竜女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寺の僧の妻が出産中に覗かれて大蛇の姿を現し、池に消えたという竜女出産譚。
- 細部
- ある寺の先祖にあたる僧侶の妻が出産を控えていたとき、妻は「決して中を覗かないでほしい」と固く頼んだという。ところが約束を破って覗いてしまうと、妻はとぐろを巻いた大蛇の姿になっていた。正体を知られた妻はそのまま池に身を投げ、二度と姿を現すことはなかったという。その池の跡には竜宮乙姫の古井と呼ばれる井戸があり、底は深く琵琶湖にまで通じているとも伝えられる。生まれた子どもは、境内のかやの木の実をなめて育ったという。別の伝えでは、琵琶湖に棲む竜女がこの寺で出産をし、残された子は寺で育てられて後に名僧になったとも語られている。
- 広まり方
- 1977年・1981年の『フォクロア』所収、堀田吉雄「環鈴鹿山脈山村民俗小志」「美濃路・近江路」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県大垣市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ