りゅうじょ
竜女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 広沼に棲んだ竜女が乙女や山姥、大蛇に化けて人畜を悩ませたが、矢傷を機に改心し出家したという伝承。
- 細部
- 犬山の広沼にいたと伝わるこの竜女は、里へ下りるときは年若い娘の姿をとり、山に入れば山姥となり、谷では大蛇にも変じて、近隣の人や家畜をたびたび苦しめていたという。あるとき山中で福富信蔵という人物に矢で射られて傷を負ったことがきっかけとなって悔い改め、大安寺の笑堂禅寺で済度を受けて出家し、剃り落とした白髪を携えて八木山へ登っていった。その白髪が麻の苧に似ていたことから、広沼はのちに苧ヶ瀬池と呼ばれるようになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1995年刊『今井の民俗―愛知県犬山市今井―』の「口承文芸」の章(東京女子大学史学科民俗調査団)に採録された話である。
- 地域
- 愛知県犬山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ