うえのはらのりゅうじんおたまとわきみず
上野原の竜神お玉と湧き水
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 下女お玉の正体は長峯の池の主である竜神で、暇乞いに伏せた桶の跡から清水が湧き続けたという。
- 細部
- 長峯の池には主がすんでいるとされ、それはお玉という名の下女の姿で人家に奉公していた竜神の化身だったのだという。お玉は毎朝、池の水に下半身を浸して水浴びをする習慣を欠かさなかったが、それを見咎めた主家の主婦から叱責を受けたことをきっかけに、暇をもらって家を去ることになった。去り際、お玉は持っていた桶を地面に伏せて置いていったが、するとその跡から清水が湧き出し、以来絶えることなく湧き続けているという。日常の中に隠れていた竜神の正体が、些細な叱責によって明かされ、去った跡に恵みの水だけが残るという展開になっている。
- 広まり方
- 1955年の『あしなか』に田中磐が記した「お玉が池伝説をめぐって」に収められている。
- 地域
- 山梨県上野原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ