りゅうじん
竜神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 飫肥領の児島が暴風雨で陸から切り離されたのち、和尚から授かった経文を石に結んで海に投じると、一夜にして再び陸続きになったという言い伝えである。
- 細部
- 飫肥領の井津にある児島という島には古くから弁財天が祀られ、のちに虚空蔵も安置されていた。もとは地続きだったが、大風雨によって道が切れてしまい離島となったため、そこを漁場としていた漁師たちは困り果てた。困った漁師の一人が禅宗の寺を訪ね和尚に事情を話すと、和尚は漁師を気の毒に思い、虚空蔵をたたえる偈を書き与えた。漁師がその書き付けを石にくくりつけて海に投げ入れたところ、その夜のうちに激しい風雨と震動が起こり、翌朝には島がふたたび地続きの姿を取り戻していたという。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成 第二期』に収められた百井塘雨の随筆「笈埃随筆」に記録がある。
- 地域
- 宮崎県日南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ