みねのけつみゃくしずむあまごい
美祢の血脈沈む雨乞い
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 秋吉台の鍾乳洞で雨乞いの際、僧が祈祷して竜神に授けた血脈が水中に沈むと雨が降ると伝わる。
- 細部
- 美祢市秋芳町の秋吉台にある鍾乳洞にまつわる雨乞い習俗の伝説である。日照りが続くと、僧侶が洞窟の中で祈祷を行い、そこに棲むとされる竜神に対して血脈と呼ばれる授戒の証を授けたという。この血脈が洞内の水底へと沈んでいけば、まもなく雨が降り出すとされ、逆に浮いたままであれば祈願が届いていない証と見なされたと考えられる。竜が水を司る存在として雨乞いの対象になるという発想は各地の鍾乳洞や淵の伝承と共通しており、秋吉台の地形を背景に語られてきた話である。
- 広まり方
- 1970年の『近畿民俗』に掲載された高谷重夫「竜女成仏譚-雨乞習俗と伝説-」に記録されている。
- 地域
- 山口県美祢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ