いいだのりゅうじんがやめたぜんかし
飯田の龍神がやめた膳貸し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 法事の膳を貸してくれた淵の主が、数を減らして返した男のせいで貸すのをやめたという話。
- 細部
- 法事の膳を揃えられずに困っていた若者に、淵の主が必要な数だけ貸し与えてくれた。以後も人々はこの淵に膳を願い、借りたぶんをきちんと返していたので、貸し借りは長く続いた。ところが欲深い男が数をごまかして返したことから淵は荒れ狂い、人々が念仏を唱えてようやく静まった。それきり膳は水面へ現れなくなったという。主である龍神が別の場所へ移ってしまったのだろうと語られている。膳貸し伝説の典型に、貸し手の退去という結末を添えた形になっている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、今村盛英「川路の伝説 かいくらが淵」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ