りゅうぐうおとひめ
龍宮乙姫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 海苔摘み中に亀に乗った気品ある女性を見た話が伝わり、米屋の老婆によれば竜宮の姫が凪の日にこの世を訪れる姿だという。
- 細部
- 西ノ島町の岩場で海苔を摘んでいた人が、亀に似た生き物の背にゆったりと腰掛け、波間を滑るように進んでいく一人の女性を見かけたという。透き通るような白い肌と整った目鼻立ち、艶やかな髪を持ち、頭の周りには光の輪のようなものが浮かんで見えたと語られる。この出来事を近所の米屋を営む年配の女性に話したところ、それは竜宮城に住まう姫であり、海面が油を流したかのようにひときわ穏やかになる、数十年に一度巡ってくる日にだけ人の住む世界の様子をうかがいに来るのだと教えられたという。
- 広まり方
- 1939年刊『民間伝承』に牛尾三千夫が龍宮乙姫のことと題して書き留めた話で、海にまつわる伝承の一つとして伝えられている。
- 地域
- 島根県西ノ島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ