りゅうぐうのおんな
竜宮の女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寺の仏殿で竜宮から来たという女性たちが斗帳を織り、残した錦が寺号の由来になったという話。
- 細部
- 近江の木部寺で、文禄四年のある夜、仏殿に人間離れした気高い女性たちが大勢集まって、斗帳を織っていた。何者かと問うと、竜宮からつかわされ、斗帳を織るように命じられたのだと答えたという。織り上がった錦を和尚に渡すと、女性たちは空へ昇っていった。この出来事は住持の口を通じて後陽成帝の耳にまで達し、寺は錦織寺という名を賜ったとされる。異界からの訪れが、寺号という目に見える形で土地に残された例である。
- 広まり方
- 1974年刊の『日本随筆大成』第二期に収められた神谷養勇軒『新著聞集』に記されている。
- 地域
- 滋賀県野洲市
- 年代
- 文禄
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ