りゅうぐうのかみ
リュウグウノカミ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 伊平屋島各地の竜宮神で、田名では自然石を漁の後に拝み、野甫では航海神として、我喜屋では複数の竜宮として祀られる。
- 細部
- 伊平屋島には田名、我喜屋、島尻、野甫など各地にリュウグウノカミが祀られている。田名では旧暦3月3日、男たちが総出で追い込み漁を終えたのち、ダナンサーという男神役とともに自然石として祀られたリュウグウノカミを拝む。野甫のリュウグウノカミはハナダマガナシとも呼ばれ、漁労とは無関係に旅立ちの折に祈願する航海の神とされ、沖永良部島などで伝わるシバナ(潮花)と同様、水死者を祀ったものではないかとの見方もある。我喜屋には三種の竜宮が伝わり、チグチ(津口)竜宮とウサチ(大崎)竜宮、それに今竜宮と呼ばれるものがある。3月3日には区長とカミンシュが参拝して航海安全と豊漁を祈願する。ノロがいた時代にはアミタボーリ(雨乞われ)としてアマグウノカミへの雨乞いも行われ、今竜宮はもとは観音を祀るホトケガミであったが、大正の頃にカツオ漁の関係者が海石を拾って豊漁を願ったことから竜宮とも呼ばれるようになったという。
- 広まり方
- 1986年の『国立民族学博物館研究報告別冊』に掲載された下野敏見「南西諸島の海神信仰」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県伊平屋村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ