りゅうぐうぶち
竜宮淵
国内
未確認生物
- どんな話か
- 杵岩で斧を落とした百姓が竜宮で一年余りをすごし、持ち帰った黄金の玉が丸石に変わったという話。
- 細部
- 桂川が迂回する杵岩の下には淵があり、竜宮淵と呼ばれている。かつて杵岩の上で木を切っていた百姓が、あやまって斧を淵の中に落としてしまった。拾おうと淵に飛び込むと、底から美しい女性が現れて彼を竜宮へと連れて行き、そこで一年あまりも楽しく過ごしたという。やがて暇乞いをして地上に戻る際、失った斧の代わりに黄金の玉を土産に持たされた。ところが淵から出て家に帰り着くと、その黄金の玉はいつのまにか一つのなめらかな丸石に変わっていた。人々はこれを宝珠石と名付けて悉聖寺の観音堂に納めたが、後に何者かに盗まれてしまい、今では残っていないという。
- 広まり方
- 1962年の『甲斐路』に竹川義德が記した「甲州の伝説 桂川」に収められている。
- 地域
- 山梨県上野原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ