りゅう
龍
国内
未確認生物
- どんな話か
- 釜口の一の釜に棲むという龍が現れ、そばの大木の根に爪を立てた跡が残っているという伝承。
- 細部
- 釜口にある一の釜には龍が棲んでいると、古くから土地の人々のあいだで語られてきた。その龍はときおり水中からじかに姿を現すことがあり、そばに立つ大きな木の根もとへ向かって鋭い爪を立てていったのだという。実際にその木の根には、まるで爪で引っかいたような傷跡がいくつも残っており、これが龍の存在を裏づける何よりの証しとして受け止められている。目に見えない水底の主が、ときおり地上の木にまで爪痕を残していくという話は、一の釜という淵そのものに対する畏れを強めることにもつながっていたようである。
- 広まり方
- 1990年の民俗採訪『山梨県東山梨郡三富村 十、伝説ほか』にある、国学院大学民俗学研究会の記録から。
- 地域
- 山梨県山梨市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ