つるがおきであうおすめすのりゅう
敦賀沖で逢う雄雌の龍
国内
未確認生物
- どんな話か
- 旧暦大晦日の夜、敦賀沖に現れる二つの霊火は、年に一度だけ会いに来る雄雌の龍の姿だと伝えられている。
- 細部
- 旧暦の大晦日、真夜中になると敦賀の沖合いに一つの魂火がふわりと現れ、頼りなげに漂い出す。しばらくすると海を挟んだ向こう岸にも別の霊火が姿を見せ、二つの火は互いに絡み合うようにして寄り添いながら波の上を動きまわり、やがて常宮の社殿の奥へと吸い込まれるように消えていくという。これは、海神の化身である雄の龍が、一年にただ一度だけ、女身の龍に逢いに来ている姿なのだと語られている。また別の解釈では、海を隔てたそれぞれの岸に祀られた男神と女神とが、互いのもとへ渡っていく神事の様子であるとも言われている。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』所収、玉崎虚光の「海に灯る霊火―敦賀湾の伝説『龍燈』―」に記録がある。
- 地域
- 福井県敦賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ