たつののりゅう
辰野の竜
国内
未確認生物
- どんな話か
- 海だった土地の底に棲んだ竜が水の引いた日に天へ昇り、地名の由来になったと語られる。
- 細部
- 遠い昔、この一帯は海で、その底には竜が棲んでいたという。ある夏、大水によって岸の一角が崩れ、たまっていた水が一気に流れ出した。水位は下がり、ついに底が見えるほどになる。そのとき突然竜巻が起こり、竜は空へと昇っていった。水が引いたあとには広い野原が現れ、竜が去った野という意味で辰野の名がついたと伝えられる。土地が湖底だった時代を想定する語りと、地名の由来を説く語りとが一続きになった伝説である。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、地名の伝説にある辰野の由来の項に載る。
- 地域
- 長野県辰野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ