きべのりゅう
木部の竜
国内
未確認生物
- どんな話か
- 木部の娘は敗戦の際に榛名の沼へ入って竜となり、木部の人々が雨乞いに行くと必ず雨が降るという。
- 細部
- 戦に敗れた木部様の娘は、榛名にある沼へと身を投じ、そのまま竜の姿に変わってしまったと伝えられている。このとき供をしていた家来もまた同じ沼に入り、蟹へと姿を変えたのだという。それ以来、木部の人々は蟹を食べる習慣を持たないと伝えられる。木部の人が雨乞いのためにこの沼を訪れると必ず雨が降るとされ、そのときにお供え物を流し入れると、渦を巻きながら沼の底へと沈んでいくという。また別の言い伝えでは、箕輪城が落城する際にお姫様が沼に身を投げて竜になり、善導寺にコケラ(鱗)を一枚置いていったとも語られている。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編27 民俗3』の伝説(群馬の伝説の代表例)の項(井田安雄)に記録がある。
- 地域
- 群馬県高崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ