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佐渡の鐘を惜しむ龍王のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

さどのかねをおしむりゅうおう

佐渡の鐘を惜しむ龍王

国内 未確認生物
どんな話か
佐渡各地に伝わる龍の話で、鐘を沈めた淵、池の主の座を譲った音羽が池、井戸から掘り出された骨など三つの伝えをまとめる。
細部

真光寺の鐘には雌雄があり、雌鐘は寺にあるが雄鐘は八幡新町を流れる川に沈んだままだという。これは龍王がその鐘を惜しんで離さないためで、今も川から引き上げることができないと伝えられる。別の話では、昇天する龍が自分の後を音羽という女に池の主として継がせたいと望み、そのとおりになったという。広隆寺では旧暦6月23日に山上の「音羽が池」まで登って供養を行っている。さらに別の場所では、ヤマノカミサンを祀るための井戸を掘ったところ龍とも大蛇ともつかぬ骨が出てきた。

630年前の崖崩れで埋もれてしまったこの骨の主は、自分をこの世に出してほしくて井戸を掘らせたのだと、拝み手のアリガタヤの師匠がその場で語り、子孫に困りごとがあればいつでも相談に来るよう告げたという。

広まり方
1916年『郷土研究』の茅原鐵蔵の報告、1959年『西郊民俗』の最上孝敬「オトボウ渕」、1995年『民族学研究』の梅屋潔の論考にそれぞれ記録が残る。
地域
新潟県佐渡市
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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