りゅう
龍
国内
未確認生物
- どんな話か
- 漆を守るため沈めた木彫りの龍が本物になったという話と、滝裏の穴が別の淵へ通じ龍が行き来するという伝えが残る。
- 細部
- ある兄弟が漆を採る仕事をしており、兄は良質の漆を竹筒に詰めて淵の底に隠していた。弟がそれを見つけて売り始めたため、兄は弟をこらしめようと木彫りの龍を求め、淵へ投げ入れた。ところがその作り物は姿を変えて生きた龍となり、以後は誰も漆を採れなくなったという。事件のあと兄弟の仲は元どおりになった。もう一つの言い伝えでは、村の蛇淵の滝の裏側に隠し穴があり、銀鏡集落の轟淵まで続いているとされ、銀鏡側の竜房山に棲む龍がその穴を通ったのだと語る者もいる。
- 広まり方
- 1992年刊『宮崎県史 資料編 民俗2』所収、矢口裕康の稿にある民間説話の記録に基づく。
- 地域
- 宮崎県西米良村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ