りゅう
龍
国内
未確認生物
- どんな話か
- 粕塚に住んだ長者の娘が箱根の長者の跡取りへ嫁いだが、離縁されて投身し、悪龍となって洪水を起こしたという。
- 細部
- 黒部市宇奈月町の八幡社の近くには粕塚と呼ばれる塚があり、かつてここに長者が暮らしていたと伝わる。この長者には美しい娘がおり、箱根の長者の跡取りに嫁ぐこととなった。婚礼の行列では花嫁の足に土がつかぬようにと、一里以上もの道のりにびっしりと餅をしきつめ、その上を渡らせたという豪勢なもてなしぶりであった。ところがこの縁組はのちに破談となり、悲嘆にくれた娘は身を投げて命を絶ってしまう。娘の魂は悪龍と化し、洪水を引き起こして周囲の家や人々をことごとく押し流したと語り継がれている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、山崎善圀「越中新川郡の説話」に記録がある。
- 地域
- 富山県黒部市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ