いけだちょうのみずをのむしゃでんのりゅう
池田町の水を飲む社殿の竜
国内
未確認生物
- どんな話か
- 白粟の宮に施された彫刻の竜が川の水を飲みに出るというので、鱗を三枚取り去ったと伝わる。
- 細部
- 池田町の白粟の宮という社には竜の彫刻が施されており、その竜が夜な夜な抜け出して近くの川の水を飲みに行くとうわさされていた。彫り物が生き物のように動き出すという類の話は各地の社寺の彫刻にまつわる伝承でしばしば語られるが、白粟の宮では実際に竜の鱗を三枚取り去ったという処置が伝えられている。鱗を取ることで彫刻の竜が再び水を飲みに出歩かないようにしたものとみられ、木彫りの意匠に命が宿るという素朴な信仰の名残をうかがわせる話である。
- 広まり方
- 2001年の『民具マンスリー』所収、大嶋善孝「絵や彫刻が悪戯をする話」に記録がある。
- 地域
- 福井県池田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ