りゅう
龍
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寺の井戸に龍が棲み、鐘の音を嫌うので撞かずにいたが、ある日鳴った途端に天へ去ったという。
- 細部
- 清涼寺の井戸には、その昔、龍が身をひそめていたと伝えられる。この龍は鐘の音をひどく嫌ったので、寺では鐘を撞かないようにしていたという。ところがある日、どうしたわけか鐘の音が響きわたった。すると龍は怒って井戸を出て、そのまま天へ昇っていったと語られる。水にまつわる力を持つものが井戸に宿るという見方と、鐘の音が場のありようを変える力を持つという見方とが、一つの短い話の中で重なって現れている。
- 広まり方
- 1936年の『近畿民俗』に載る水木直箭「近江の伝説」に収められている。
- 地域
- 滋賀県彦根市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ