ふじさわのいとをたどるりゅうのしょうたい
藤沢の糸を辿る竜の正体
国内
未確認生物
- どんな話か
- 毎夜経を聴きに通う女の正体が、糸を辿った先の岩穴にいた竜だったという寺の由来譚。
- 細部
- 島に近い山中の寺に、昼夜を分かたず法華経を唱える僧がいた。その読経に引かれてか、夜ごと一人の女が現れて座り、朝の光が差すころには跡形もなく消えてしまう。不審に思った僧が女の着物の裾へそっと糸を結びつけ、翌朝それを辿っていくと、糸は岩の洞へと続き、奥にいた竜の尾に結ばれていた。この由来ゆえに、竜神を祀る社へは僧形の者が参ることを許されなかったと伝えられる。
- 広まり方
- 1970年の『近畿民俗』所収、高谷重夫「竜女成仏譚-雨乞習俗と伝説-」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県藤沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ