ろうぎつね
老狐
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 毒殺された子狐の仇として娘三人を次々発狂させた老狐が、家族に訴えられた翌日に夫婦で命を絶ったという村上市の話。
- 細部
- 村上市に伝わるこの話は、ある家がねずみを毒で殺し、家の前に置いていたことから始まる。それを誤って子狐が食べてしまい、命を落とした。子を失った親狐は怒り狂い、その家の三人の娘を次々に発狂させ、ついには死に至らしめてしまう。たまりかねたこの家の両親は狐を訴え出たが、その翌日、加害者であったはずの狐の夫婦は自ら命を絶っていたという。事件のあと、両親は四国巡礼の旅に出たと伝えられている。動物への仕打ちが一族への祟りとなって返ってくる、狐の祟り譚の一つである。
- 広まり方
- 1939年の『高志路』掲載、佐藤輝一「郷土の伝説(三)」に記録されている。
- 地域
- 新潟県村上市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ