ろくぶのぼうれい
六部の亡霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 火を借りただけの六部を不吉だとして射殺した伊藤家は没落し、その亡霊が一族十四軒を回って弔いを求めたという。
- 細部
- 身延町の伊藤家がまだ華やかであった頃、一人の六部が訪れ、煙草の火を貸してほしいと頼んで火をもらうと、そのまま何気なく立ち去っていったという。ところが伊藤家の主はこの六部を不吉な者と決めつけ、弓で射殺してしまい、供養する者もない無縁仏として葬ってしまった。この後伊藤家の宗家は没落していくが、没落した後になって、殺された六部の亡霊が現れるようになり、一族十四軒の家々を次々に巡っては、成仏できる機会を求めてさまよったと伝えられている。
- 広まり方
- 1961年刊『甲斐路』掲載、竹川義德「甲州の伝説3 富士川」に記録がある。
- 地域
- 山梨県身延町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ