ろくぶごろし
六部殺し
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 旅の巡礼僧(六部)を殺して金を奪い裕福になった家に、殺された六部の生まれ変わりである我が子から真相を告げられるという、全国各地にほぼ共通の筋で伝わる因果応報の民話。
- 細部
- 六部とは法華経を66か所の霊場に納経しながら諸国を巡る修行者のこと。貧しい農家が一夜の宿を求めた六部の懐に大金を見つけて殺害し、その金で身代を築くが、やがて生まれた我が子がある夜突然口をきき、自分がかつて殺された六部の生まれ変わりであると告げて親の罪を暴くという筋立てが全国各地でほぼ共通して語られている。1930年刊行の『津軽むがしこ集』に採録されたのを皮切りに複数の民俗学者が各地で類話を報告しており、夏目漱石の『夢十夜』第三夜にも、子どもが百年前の殺人をほのめかす場面があり、この話型の影響が指摘されている。
- 広まり方
- 民俗学の説話研究(昔話・伝説研究)を通じて全国的な分布が確認され、各地の郷土史や説話集に採録されている。
- 地域
- 全国
- 年代
- 江戸時代(伝承設定)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ