ろくぶのたたり
六部のたたり
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 村に死者が続く理由を神に問うと、奪われた六部の鉦が招いた霊のせいだと告げられた。
- 細部
- 正月のオカンニチの晩、酒屋の老人が神に向かい、村でこれほど人が死ぬのはなぜかと問いかけた。返ってきたのは、自分の口からは明かせないという答えであった。宮の木を村人が売り払ったことに立腹しているのだという。そこで白倉権現が代わりに事情を語った。かつて村を訪れた七人の六部から鉦を奪ったのが元で、その鉦を一度打てば八十八か所の観音の霊が寄り集まってくる。それが此田をさまよっているから送り出さねばならず、送ったあとはショーゴー霊神として祀らなければ、三か月のうちに十五、六件もの災難に見舞われると告げられた。村人は言われたとおりに供養して祀ったという。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、世間話たたりの章、六部のたたりの項による。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ