ろくべえぎつね
六兵衛狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 燻し出された六兵衛狐への仕返しとして子どもが一晩行方知れずになり、翌朝彼岸花を抱えて見つかったため彼岸花をきつね花と呼ぶようになった話。
- 細部
- 六兵衛狐と呼ばれる狐がこの地に棲んでいた。ある年の秋、あちこちで鶏が襲われる被害が相次いだため、村では狐退治をすることに決め、巣穴の近くで青い松の葉を焚いて狐を燻り出した。ところが翌日、燻しに加わった村人の子どもが行方知れずになってしまう。六兵衛狐の仕返しだろうと言いながら村人が一晩じゅう探し回ったが見つからず、夜が明けるころになって、彼岸花を両手にあふれるほど抱きかかえながら歩いているその子どもがようやく見つかった。この一件から、村人たちは彼岸花を指してきつね花と呼びならわすようになったのだという。
- 広まり方
- 1994年の『みなみ』誌所収、美浜町誌編さん委員会編「きつね花」に記されている。
- 地域
- 愛知県美浜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ