ばやーるのいわ
バヤールの岩
Rocher Bayard
国外
場所・異界
- どんな話か
- シャルルマーニュに追われたエモン公の四人息子が名馬バヤールに乗って崖から跳躍し、その蹄で岩を真っ二つに割ったという、ムーズ川沿いの奇岩にまつわる伝説。
- 細部
- ベルギー・ディナン近郊のムーズ川沿いにそびえる高さ約40メートルの岩塔「バヤールの岩」は、中世の武勲詩に登場する「エモン公の四人息子」の物語と結び付けられている。皇帝シャルルマーニュの軍勢に追い詰められたルノー・ド・モントーバンら四兄弟が、一頭しかいない魔法の馬バヤールに全員でまたがって崖に追い詰められた際、バヤールが岩を蹴って対岸まで跳躍し、その衝撃で岩が真っ二つに割れたと伝えられる。実際には17世紀、ルイ14世配下の軍が通行路を確保する目的で1661年と1698年にこの岩の隙間を人為的に拡張したことが分かっている。
- 広まり方
- アルデンヌ地方一帯で人気のあった中世の武勲詩を土台に、現地の奇岩の由来譚として地域住民の間で語り継がれてきた。
- 地域
- ベルギー ディナン(ムーズ川沿い)
- 年代
- 中世
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ