りんか
燐火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 仏前の油を盗んだ者の魂が死後に燐火となって夏の夜に飛ぶといい、七条朱雀の道元の火も同類とされる。
- 細部
- 比叡山の西のふもとで語られる話である。生前、仏前に供えられた油をひそかに盗んでいた人物がいたが、その者が死んだのち、魂は燐火という形をとって、夏の夜な夜な空を飛ぶようになったという。同じような怪火は七条朱雀にも現れ、道元の火と呼ばれているが、これも根は同じたぐいのものだろうと考えられている。仏物を盗んだ報いが死後の姿にまで及ぶという話型は京都に限らず、諸国のあちこちに類例が見られるという。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成』第二期の菊岡沾凉『諸国里人談』に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ