れいやく
霊薬
国内
未確認生物
- どんな話か
- 猟師の為義の夢の中の話で、肺病薬の材料を探すうち白い鷹に襲われ、その正体だった烏天狗に霊薬の作り方を教わったという。
- 細部
- 猟師として生計を立てていた為義という人物が、三十年ほど前に見たという夢の話が伝えられている。夢の中で為義は、肺の病に効く薬にするための啄木鳥を捕らえてほしいと頼まれ、それを探していたところ、突然大きな鷹に襲われた。その鷹は羽毛がまっ白で、羽の一枚一枚に黄金の鈴がついているという異様な姿をしていた。鷹だと思っていたその正体は、実は鼻の尖った天狗のようなもの、すなわち烏天狗であった。この烏天狗から、ある三種類の草をそろえてそれを黒焼きにすれば良いと教えられたが、目覚めた為義が覚えていたのは、そのうち蛇苺だけであり、残る二種類の草については思い出すことができなかったのだという。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』所収、早川孝太郎「湖底の金―設楽雑談―(承前)」に記録がある。
- 地域
- 愛知県東栄町
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ